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たまは今日から2連休(執筆スタート時です)
今回からTMの累計売り上げが2001年にミリオンセールスを記録したアルバムCAROL特集です。
オープニングを飾る1曲目A day in the girls Lifeからスタート。
いつものTMのピコピコ、チキチキではない、サントラのような始まり。
まず音が大切に作られています。シンセの音色についても、ヒューマンシステムとは全く違いますが、違うという点は一言であえて言えば、雑念はないくらい、音が澄みわたっています。
ビートルズのプロデューサーも仕様したエアースタジオだからというわけではないです。
やはり 人 です。名門のスタジオに最高の 人 が集まった結果です。
小室さんの独特のグルーブも制する、タイミングも制する、エンジニア陣は、日本人ではない難しい環境で挑んだこの音は、今でもなかなか再現不能と思います。
本当に丁寧な演奏が展開されています。世界でのヒットメーカーが作り出す空間で日本の新しい音楽と言えます。
この曲は小室さんが当時住んでいたアパート(アパートですよ、大家さんがいるところですよ、日本では無理ですね)の電子ピアノで(予想はYAMAHA CPシリーズか?)イントロから制作しているようです。
なんとも言えないコード感。ホーンのアレンジは先生ではありませんが、かなり学術的な知識がないと、この音合ってるのかなと思わせるぐらいなアレンジです。
しかし先生はこれがウツさんの声ととても合っているというところが、音楽的にも高い位置にある曲です。
こう考えて今、聞き直してみました。
当時は少し地味に聞こえたこの曲。今となってはよくメジャーアーティストがミュージカルや物語調のスタートで作ったなと思います。
デジタルの音色と結構ディストーションギターの音も多いですが。ロックな感じではなく、オーケストラの一員のような感じです。
今、ふと思いましたが、YMOはイエローマジックオーケストラの略ですが、教授のオーケストレーションのアカデミックな知識ならこういうアルバムも考えられますが、YMOは作ってません。(その代わりBGMという凄いアルバムがありますが・・・ここはYMO特集を予定しています)
何が言いたいかというとそれだけメジャーシーンではこういうコンセプト系はかなり勇気のある行動と言えます。
当時のSONYの社長である丸山様は凄いですね。
ぜひ今一度ご視聴を。
e suite Label のたまでした。