いつも読んでいただきありがとうございます。
今回はソリッドステートサバイバーから2曲目のアブソリュートエゴダンス特集です。
作曲はもちろん細野さん。こういうエキゾチックサウンドは細野さんの真骨頂です。
リズムは沖縄のリズムですね。4:4ではないリズムを軽快に幸宏さんがドラムを叩く。
ピューピュー鳴っている沖縄っぽいSEはシンセでうまく取り入れています。リズムグルーブにもうまくハマっています。
沖縄のリズムにテクノなシンセベース、SE、ソリッドなドラム、メロラインのシンセの音色で
唯一無二なサウンドです。コンセプチュアルですが、沖縄な感覚がら少し離れ、お洒落なサウンドです。
AメロからBメロに行く時の展開が特に好きです。
パッと世界が広がる感覚。3名のソロではなかなか出せない。やはり3名揃うと、こういう
メロラインの音色も当然拘っていますがメロに付随していくアンサンブルがさすがです。
東京藝術大学大学院出身のアカデミックなアレンジはPOPな感覚以外にオーケストレーションの実践が際立っています。
メロの後ろのボコーダーフェイバーの区籠ったアンサンブルはこれもメロの一部であるぐらい雰囲気を出しています。
シンセのアレンジ、ドラムとタイミング、メロ展開、ベースの展開、SE等3名の感覚、音楽的センスが入らないと同じようにレコーディングしても再現しないところが、テクノ、YMOは深いと思います。いまだに解析不能です。
超ヒット系のこのアルバムで未来感覚のテクノポリスの次の曲にエキゾチックなサウンドを構成するところが、今考えてもアンバランスですが、カチッとしたアレンジでサウンドを仕上げでスタイリッシュなイメージにするのはやはり名盤。
インストですが、フュージョンとは全く違う。インストですという感覚が全くありません。
沖縄のボイスが入っていますが、バックはテクノバンドですが、かなりカッコいい。
リズム、グルーブはカチッとして遊びをなくしているところが格好良い感覚を生んでいるのだと思います。
まとめると
シャッキリしてますが奥行きの感じさせる明るいテクノ、エキゾチックですがpopに表現され、リズムもシーケンスの均等な基本となる骨格データを均等刻みではなく、2つずらしてリズムを組み、沖縄フレイバーをつくり、アレンジはスタイリッシュ。
これが、アブソリュートエゴダンスです。
大きなモニターで聴けばさらに価値は増すと考えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。