新曲であるGEOGRAPHICは現代音楽と電子音楽を融合させた、アンビエントテクノとなりました。
ミニマル調のピアノを基調としていて、展開は2構成。
早いペースで進み、ミックス、トラックダウンに時間がかなりかかった。
特にベースは音色決定とエフェクトに時間がかかった。
曲を作り始めた頃は、ミックス作業はほとんどやりませんでした。録音している状況で音量は調整しないといけなかった。ピンポン録音といってもわからないと思いますが。。。。
あとで音色変更も当たり前ですがそれだけ選択肢が増えるわけで決定する力が必要。
現在は特にウケるとか考えないで始めてます。自分が聴きたい曲を自分で作っているという形です。
タイトルは制作段階では決定していませんでした。
作りたい世界観は…
サイコジオグラフィック?、何か地形のイメージ。
制作段階ではブライアンイーノ、アンビエント系のYMOも意識にありました。
環境音楽でジャケットのアイデアは都会の高層ビルの集まりな感じ。そんなイメージが先行していました。
この曲の世界観はメンタル的には悪くないが、元気なわけでもない、疲弊ではないが、、、、
しかし何か落ち着いた雰囲気の時に聴きたいアンビエント。
コロナというテーマはメインではありません。
実際に起こっていることが、制作と直結します。
テレワーク、ソーシャルディスタンスで都市の風景も変わる。
これを書きながら、隣の制作スペースで制作を進める。
タイトルはジオグラフィックで最終的に決定。
今回のコロナで都会から田舎に移り住み、ネットワークで様々な場所で働く環境が一部ですが
変化していく。
集団でおこなってきたことも離れて取り組むことになる。
しかしこれが明るいことなのかはみんなわからない。
精神的面では、気楽ということと窮屈ということが混在していき、それに合わせ、地形、風景もこれから変わっていく。
みんないい方向に動いてほしい。
しかし盛り上がってさまざまなアイデアは抑えられていることもある。
新しい仕組みでやっていくのが大切と思いますが、葛藤はある。
楽しむことを禁止されているわけではないが、抑制しないといけない認識、そして、それが新しい常識となっている2020年。
そういったところから、この曲は完成しました。
定義ではなくあくまで、環境を表現しています。
e suite Labelで
GEOGRAPHIC