週末の予想レポート 結果どうなったかを確認します。
決算発表直後の株取引は難しいとされます。先週に予想した銘柄を実際に買いました。昨日予測した作戦はどうなるか?また結果を見て、今後の対策、考えをまとめています。少し長いですが、葛藤、不安もわかる記事になっていると思いますので、是非読んでいただければ幸いです。
それでは
銘柄 エムスリー(2413)
概要 | ソニー系。製薬会社のマーケ支援。医師向けサイトで情報提供。遠隔医療も。 |
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業種 | サービス業 |
社会の情勢
4月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。
決算
23年3月期の連結最終利益は前の期比23.2%減の490億円になったが、24年3月期は前期比2.0%増の500億円に伸びる見通しとなった。
①増収
②減益
③資本は増加している
④ROEは19.3 企業努力がある
⑤PER 44.4→40.9 これは株が高いという評価だから、売却し、下がってくると思う
⑥PBRは7.5
日足はこちら(2023 4/28)
1分足です(2023 4/28)
決算を市場がどう読むか?
RSIは買われすぎの傾向、売ってくると予想
決算での反応はもう出ており、
MACDは相場が弱いことを示しているが下がるサインを送っている
具体的な戦略
①現在が3320円。売られるのを待つ。
結果
開始値3110円スタート、3140円まで上昇
市場がオープンしていきなり買いが入るが急速に落下(予想通り)
②MACDがシグナル線を越え、クロスしたら
結果超えた(9時05分)
③3300円で買って3400円で売る。損切りは3250円
結果
ボリンジャーバンドが広がった
RSIがメーターが振り切った 0に近かったため、売られ過ぎと判断し
3110円で100株買う。(投資額311,000円)
ここでの見方は3160円までは戻すだろう。
結果3012円まで急激に落ちる
今期最安値。
午前中は3055円で終了
思ったより売りが強い。今期最高の下落。決算結果での減収の評価は厳しい。
報道もドカンとされました
エムスリー---急落で安値更新、想定以上の収益伸び悩みをネガティブ視
午後は
3067円スタート
MACDは13時15分を境にしてシグナル線を上回る。3069円ここから上がるのではないか?(13:20)
ゴールデンクロスの状況。理論では上がる。
13:51 3073円(少し上がりました)
3160円まで上がれば売りと判断で買い予約(3110円で買っています)
14:10 3076円→3086円
14:55 3075円デイトレーダー、先週からの持ち越しが売ってきている。
下がる勢いが止まらない
3074円で着地 買値が3110円で購入なので
本日の利益 ▲3600円
マスコミの分析
急落で安値更新。
先週末に23年3月期の決算を発表、営業利益は720億円で前期比24.3%減となり、コンセンサスを50億円強下振れたとみられる。
また、24年3月期は750億円で同4.2%増の見通し。
市場予想を130億円程度下振れへ。
メディカルプラットフォーム事業の想定以上の売上伸び悩みなどが影響。
下期以降の回復を見込むが、収益成長鈍化の中での株価の割高感が意識される形。
15時20分にyahooニュースがネガティブな情報を発信。
減収企業を羅列したリスト記事。
記事はあくまで狭い視野で書かれてしまう。
減収でもROEがよく、投資してくれた株をうまく運用して成長が見込まれ、来期は増収予定の企業もそうでない企業も丸ごと同じ評価で報道してしまう。
世界で発信されるのに、そのクオリティーでいいのかと思う。回転寿司の騒ぎで時価総額を下げた報道があったが、それぐらい報道の情報は市場に影響がでる。投資をしている身からすると同じことだと思う。
反省点
①下がるという予想は当たったが、下がり切る前に買ってしまった。
②買うタイミングが冷静ではなかった。市場をしっかり見ないまま取引をした。焦ってしまったのが最大の失敗要因。
③ボリバンとRSIに囚われ過ぎて、MACDをおろそかにしていた。MACDはシグナル線を超えていなかった。
本日の失敗で得たこと(個人の意見です、セオリーではありません)
①決算発表後の売買はリスクが伴う。相場は読みにくい
②金曜日の終値が3320円だったので、まさか始まった時にいきなり3110円なので驚いたが、9時から3320円でスタートするものだと、当然のように思っていた。
実際には8時ぐらいから事前注文が出来るということを知らなかった。そこでいきなり価格が下がってスタートすることもあることがわかった。
③ダウ理論では、決算や一連の情報は先取りして株価として現れるという情報を得ていたが、全くそんなことはなく、リアルタイムで過剰に反応することがわかった。
④PERが高いところは、株が高いという評価であり、売ってくるは理論通りだった。
⑤売ってくると株は当然下がるのだが、買うときは
この3点をしっかり確認して、買うこと。しかし落ち着いて確認する強い意志が必要
⑥ニューヨークに市場を持っている銘柄は、事前に調べておく必要がある。
なぜなら
- 日本とニューヨークの時差が13時間ぐらいで日本の方が早い
- 金曜日に取引が終わっても、NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NASDAQ(ナスダック証券取引所)取引時間は日本時間23:30~翌6:00(夏時間22:30~翌5:00)で取引されている。
- ゆえにニューヨーク市場に上場している日本の株のADR=預託証券の値動きを分析する必要がある
⑦決算発表後は外部環境に変化がなければ、あまり材料がない。業績云々より、投資家の需給中心の動きになる(経済状況と関連しない場合が多いということ)
⑧基本的に業績のいい銘柄は売りたい時期になっており、業績が良くても下がる場合がある。つまり、業績がいいとこは決算前に入り込まれているケースがある。
⑨大型株より中型株を狙う
⑩先行き不安はPERやPBRは通用しない
11 トヨタの株の動きを見ておく。トヨタの決算を境にして相場が変化しやすい。
12 決算発表後は投資家がPERを修正する形で、早い段階から決算の内容を株価に折り込み始めます。これを決算プレイいう。
- 決算プレイは株価の乱高下は、株価の折り込みは進みにくい。
- つまり相場が行き過ぎるオーバーシュートが起きるので注意が必要。
- しかし、全てがオーバーシュートし墜落していく訳ではないと思う。
- 2023 5/1の日経平均は2923.18円で+266円。
13 マニュアルはない、自分で体得するしかない。
- 理由決算発表後はいい成績でも下がる、悪い成績なら何もコメントはない。
- 注意が必要ですは、本当だが・・・、良くても悪くても投資家コントロールによるという意見。
- つまり、具体案は世の中にない。
- ないならセオリー通りの逆を貼ればいいじゃないかとなるが、それも違う。
- 投資家の動きを見ることは今の私にはできない。
- 誰もわかっていないのなら、自分でやって体得するしかない。損害は勉強代と思うしかない。
今後の対策
①まず、明日、利益確定させてから次の動きを見る。3160円で一回売却とみる。
②今期最大の下げに遭遇する偶然もあったが、不安要素は少ない銘柄なので、上昇すると見ています。
③オーバーシュートや決算プレイ原因、投資家の動きという予想ですが、ここまで急降下させて、さらに急降下しても理論上戻ってくると考える。理由としては株式の資金を動かし、うまく回転させることが現在できている。直近3ヶ月は好調だ。
④しかし、世間では下記のような報道
レーティング日報【最上位を継続】 (5月1日)
- 決算プレイは株価の乱高下は、株価の折り込みは進みにくい。
- 織り込まないのなら上がるのではないのか?
- モルガン・スタンレーにも見放され、世界中売る気マンマン。
- これを決算プレイというのなら、当たり前すぎて普通のプレイだ。特殊なプレイだからその名がついたと思う。
- 世間一般、ストップ安になると誰でも考える。普通のプレイだ。
- 不安だから思っ切り明日の朝売られるだろう。もうこの株はやめた方がいいと言っているが、織り込み済みの情報が誰でもわかるのなら、誰も株で損はしないのではないだろうか?そんな親切な世界ではないだろう。
- そうならないので、うまくいかないのが株
- なぜなら大きく狙っている第3者がいるのではないか?異常だから決算プレイなのでは?
- ここまで言われたら、大きく反発する動きはある。と思う
- 大きく狙い逆目に考える投資家はいると思う。
- 最終的には上がると予測します。