e suite Labelのブログ

TM NETWORK YMO シンセサイザー関連を中心とした音楽ブログ e suite Labelの日常も書いていきます

TM NETWORK FANKSが語る 欲しかった音楽機材特集❶

TM NETWORKといえば、キーボードファンは多いと思います。

私もきっかけは、YMOとTMを見てキーボードを始めました。

今回はどのように影響されてきたのか、書いてみたいと思います。

TMを知ったきっかけは、友人が聞いていたことがきっかけでした。カセットテープにダビングしてもらって聞いたのは、Gift for Fanksでした。

1曲目がゲットワイルドから始まる、いわゆるベスト盤から聞いたのが良かったのかもしれません。名曲揃いでした。

その友人はバンドをやっており、キーボードを担当していて、小室哲哉という人が曲を作っていて、キーボードのシステムがすごいという話を聞いていました。

その時は楽器を弾けるわけでもないし、ピアノも習ったこともないので、ふーんという感じでした。

そのバンドのバンド名は私がつけたりして、少しバンドの裏方にみたいな関わり方になってすこしずつバンドが身近になっていきました。

少し作詞のアイデアを渡したりして、何かミュージシャンごっこのようなことをしていました。

ある日、友人の家でキーボードマガジンがあり、借りて帰りました。バンドといえば、ギターを始めるといった人が多い中、キーボードという楽器は未来的に映りました。

そのキーボードマガジンはTMでは GORILLA の特集でした。レコーディングでKX76を弾く小室さんの写真が掲載されていました。

今考えると、キーボードの実機自体の出会いは教授でした。

教授は未来派野郎の頃ですね。そのころは教授がYMOのメンバーだったことも知らない状態。

ネットもないし、情報は雑誌等の情報しかありませんから、少ない情報をコツコツ集めていくしかありませんでした。

何気にDX-7というキーボードがいいのかなと思うようになりました。

そこに一つのポスターが目に入ってきました。

それは1987年の武道館ライブの小室さんのキーボードシステムでした。

一番インパクトだったのは、パソコンのディスプレイでした。

キーボードとパソコンの組み合わせは今でもかっこいいと思います。

音楽といえばギターがなっているイメージでしたが、キーボードが中心となり、パソコンでプログラムされ、コントロールされたシステムは何か知的な感じもあって、完全にキーボードにハマっていくことになります。

また別の友達の家にはパソコンがあって、主にゲームしかやってなかったですが、憧れがあったと思います。

友達が持っていたのは、シャープのX1というパソコンでした。

まだフロッピーではなく、カセットテープにバックアップするものでした。

データーという言葉が好きだったのだと思います。

プログラムには全く興味はなく、モノのかっこよさが優先でした。

塾の帰りにジャスコ(現イオン)に行って、パソコンを見るのが好きでした。パンフレットを持って帰ったりして、見てるだけで楽しかったのを覚えています。

パソコンで音楽が作ることができるのは、面白そうなのと、何か難しいことをやっているという世界観が好きなのだと思います。

思考された音楽ということがカッコいいという感じですね。

何か音楽をやるというイメージは泥臭い、そして何か不良めいたものがないといけないという、個人的な意見ですが、ありましたので、大人しい自分にとっては音楽をできる感じに思えなかった。

その時に、何かそういう根性とか不良めいたものではなくて、TMには何かコンピューターを触っている学生のような印象を受けたので、直感で自分にもできるかもしれないと思ったのが始まりです。

情報はこの画面しかありません。

いろんな本屋や、日本橋の電気街に行って音楽系ソフトの情報を学校が終わったら通う日々でした。

今ならネットで一発で分かりますが、全くないですから足で探すしかない。

ソフマップというお店で、コンピューターから出るサウンドのdemoが流れていました。

どうやらカモンミュージックのレコンポーザーで音楽をプログラムすることができるということがわかった。

しかし、コンピューターから出る音はTMのようなサウンドではなく、何かスーパーのBGMのような音に聞こえた。

当時のパソコンはソフトシンセなんて概念はなく、8ビットのチープな音でした。

この音の差はなんなのだろうか?

そんな中KISS YOUが出ます。

そして、TVで初めてTMを見ます。

そこで見たのは、ヤマハシンセサイザーDX−7を2段に重ねたビジュアルでした。

 

そこから全く勉強しなくなりました(笑)

学校は大学の付属高校だったので、もうエスカレーターでそのまま上がって、全ての時間はキーボード、シンセサイザーになってしまいました。

このシンセに未来があると思い込んでしまった高校生活でした。

長くなりましたので、第一弾はここまでにいたします。

最後にもうひとネタ

小室さんのシステムはしっかり影響受けたセッティングがありました。

中央にディスプレイ、機材の囲いの中でプレイするキースエマーソンです。

最後にこの写真を載せておきます。

ちなみにムーグの上のディスプレイは飾りとのことです。インタビューで隙間があったからビジュアルがいいので入れたとのことでした。たまに波形が出てきてました。