YMOシリーズ第2回 ソリッドステートサバイバー特集 序章
いつも読んでいただきましてありがとうございます。
今回からYMOのセカンドアルバムであるソリッドステイトサバイバーを取り上げます。
なぜ、セカンドアルバムから特集するかと言いますと、初めて聞いたアルバムはここからでしたのでここからしかスタートできない理由があります。
当時の衝動はここからでしたのでスタートはここからと決めておりました。
初めて聞いたのは友達の家で、テープでかけてくれました。当時は大型のコンポが家にあることが多く、友達の家もケンウッドの大型コンポでした。
そこでかけてくれたのがYMOでした。
友達のお兄さんが音に対して拘りのある方でレコードからアンプ、イコライザー調整を施し、メタルテープにダビングしたものを聴いたので凄く贅沢な音に聞こえました。
重低音と高音がはっきり、くっきりしていた印象ですが、今思えば、シンセサイザーの音作りが抜群であったと思います。
メタルテープを使っているのもかなりこだわりですね。
シンセベース一つとっても、当時としては、かなりのクオリティーと思います。
アープオデッセイや、ムーグが凄いというよりも、人が聞いて最高の周波数帯でのサウンドは
さすがYMOであると思います。
また聞いた時のワクワクした感覚を今でも持ってます。当時は友達の家に遊びに行くとレコードや音楽を聞くことが中心になっていました。
携帯もない状況ですので、コンポにお金をかける場合も多く、YMOがヒットした背景にリンクするのは、YMOファンは再生する機材にも拘っていたと思います。
携帯からは細野さんのベースは聞こえにくい。
YMOサウンドはトータルバランスで聞いて、素晴らしさを発見していく音楽です。
現時点ではDTMで私も含めプライベートスタジオで再現が可能となりますが、決して同じクオリティにはなりません。
シンセで数値的に作られた音楽も、その時に考えた思考、意識、環境、空気感等がサウンドに含まれていきます。
ソリッドステイトサバイバーは作られた時の 意識 が多く含まれています。
制作されたアルファのスタジオA、スタジオもいわばメンバーと言える作品だと思います。
次回から個々の曲を取り上げていきます。