小室哲哉シリーズ3 戦略的なイメージの背景
いつも読んで頂きましてありがとうございます。
e suite Labelのたまです。
本日は休みなのですが、昨日仕事が立て込み、午前は執筆スペースで仕事していました。
仕事が終わった途端にこのブログを書いています。
久々にiMacでブログを書きます。以前にも書いたのですが、キーボードとマウスは純正と違うものを使っています。文章にはこのセットが使いやすいです。
音が適度になるキーボードがいいです。書いている感覚があります。
すみません、前置きが長かったです。
今回は売れる仕組みを作った小室ブームを考える です。
曲を量産しまくった先生ですが、自称マーケティングミュージシャンとまで言うほど、売れる音楽をつくった90年代。
trfは当然ながら小室ブームを引き起こしています。
当時のavexの企画書には明確にエイベックスの千葉龍平氏の企画書にはしっかりTRFがタイトルとした叩き台があります。
小室さんはクリエイターとしてブームを作る楽曲をクリエイトする。
プロデューサーブームは当然小室さんが居ないと完全に無理ですが、松浦勝人氏、千葉龍平氏がプロデューサーが楽曲を量産するシステム、流通する仕組みを作ったと思います。
ソニーではアーティストとしての立場ですが、エイベックスはプロデューサーの立場での売り込みを仕掛けるところが当時のエイベックスという新興勢力でないと難しかったと言えます。
エイベックスは当時から地下にスタジオがありましたが、大手のシステムのように贅沢な環境ではなかったと思います。
しかし当時のディスコでかかっていた音楽をそこから発信していく挑戦的な動き、スピードに小室さんも共感したのではないかと思います。
まさに先生が始めた時もシンセはポリシックス1台、リズムはTR808で作っていたわけですので、何か今から始まる予感がしたのではないでしょうか?
時代の先を行く先生の音楽はエイベックスの手によってイメージ戦略を具現化し、広告戦略、
そして、大手と異なったブーム作りのアプローチによって流行っていったと思います。
大量のタイアップ、深夜放送の大量CM。
決定、決済が早いことは、ブームをしっかり伝えることができます。
音楽スタジオは小室さん所有だったと思いますので、エイベックスにとっても様々なノウハウを得られたのは確かですが、当時、先生はシンクラビアを基軸としたシステムだったと思います。
実際シンクラビアに取り込んだ音はコンプレッサーのかかったような、硬質でエネルギッシュなサウンドでした。
ダンス系ですが何かロックにも通じるパワー感。
明らかに現在のレコーディングソフトでは出せない感覚。
1億7000万の価値はあったと思います。すごい投資です。企業でもできないのに、個人で所有する。それもリズムレッド前のあの若さで。。。。
リズムレッド以前のこの投資はXの台頭なのかもしれません。
先生が売れる為にエイベックスは先生が全て動かしているようなイメージも同時作っています。天才を超えるジェニーハイ的戦略もエイベックスはうまかった。
特に千葉龍平氏は広告代理店出身ですので小室さんのイメージ戦略は高い結果を残したと言えます。
当然先生が居て成り立つことです。天才同士の仕事ですが努力に努力を重ねて結果を出しています。
やはり努力ですね。天才は99%の努力と1%のヒラメキです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。