TM NETWORK シリーズ 2 Get Wild特集❶
今回のTM NETWORK シリーズではGet Wildを取り上げます。
まずTVに出演した時のセットが衝撃でした。キーボード、シーケンサー、ドラムマシーン、サンプラー、音源、エフェクターを全てキーボードブースにいれたセットはかなりインパクトがありました。今ならi Macとキーボードだけでも出来そうですが、当時はすべて専用機でした。これまでのバンドのイメージと全く違う、システムで音楽をやっていくイメージ戦略はかなりのインパクトがありました。
しかし、いまの機材で同じ音を出しても、近いサウンドは出せると思いますが、世界観は出せないと思います。なぜなら単体で出力していく専用機はそのグルーブや機材そのものの音圧が存在するからです。
今見ると、シーケンサーはQXー1で制御してるように思いますがPC9801のモニターからはデータは流れている?勝手な予想ですが当時のPCのパワーから考えてメインはQXー1がデータを動かしていたと思います。
これだけデジタルなのに、レコーデングでドラムはなんと生ドラム。つまり人力でキックドラムをリアルタイムでいれています。小室さんのインタビューで発覚しました。
このことについては機会をみてYMO特集を組む時に
も取り上げますが、この生楽器の融合が曲を心地よく届けるキーワードになっています。
ジャストすぎるタイミングではない疾走感がさらに曲の魅力となっています。
次回はさらに分析していきます。